2022年 03月 28日
今回も、街並みの様子について。 びっくりしました。この光景を見て。 家がぴったりつながっているのです。東京では、ちょっと見た記憶がありません。普通ですと、隣接していると言っても、わずかでも間が空いているはず。 壁を隔てて別の家、というのは、マンションも同じですが、プライバシーという観点から言うと、全く逆です。 この家の場合は、お互いのことを深く知って、信頼している関係になります。むしろ、つながっていることがコンセプト、極端に言えば「運命共同体」とも言えるかもしれません。 それにしても、建設時のお互いの信頼感はいかばかりだったでしょう。 それこそ、現代では薄れてしまった深いつき合いの上で成り立っているに違いありません。 こんな光景にも、東京人は、京都らしさを感じてしまうのです。 #
by kbkceo
| 2022-03-28 08:02
| 京都に住まう
2022年 03月 08日
京都に住んで感じることは、昭和の頃を思い出させるような風景、体験が多いこと。 それは町内会のことだったり、交通事情だったり、「お天道様は見ているよ」的忖度だったり…。 私はそれに慣れ親しんで育ってきたはずなのに、東京での合理性が染み付いているのか、或いは神戸三田はやはり現代人の新しい街で、この合理性は全国共通と思い込んでしまったか、ここにきての懐かしい違和感を半分否定的に紹介してきました。 しかし、この懐かしい非合理性は、京都に偉大なる価値をもたらしています。 それは、情緒ある家屋の存続です。街中に、忽然と現れるカッコいい日本家屋。他の大都市で、特に大通りに面しているのに、この風景はなかなかありません。 京都に住まうとなって、何軒かこのような家屋も(もちろんリノベーション済みを)見学しましたが、一つ一つの作りが小さくて、特に水回りが不便さが際立っていて、どうしてもダメでした。 なので、これを維持していることの大変さは、想像を超えています。きっと、これまで解体や開発の話もあったでしょう。それを拒み続ける困難さ。 と、なると、これは普段感じる頑固とも感じられる「頑なさ」は時として、文化を守ることに通じていることもわかってきました。 あ、確かに私も経験しました。 一度約束したことでも、違うとなったらひっくり返されることがありました。 初めは理解できませんでしたが,文化(今の生活)を守るためなら、何よりも優先される姿勢と通じるものがあり、理解の糸口は見えたような気がします。 #
by kbkceo
| 2022-03-08 18:39
| 京都に住まう
2022年 02月 18日
皆さん、「いけず石」って聞いたことありますか? 知ってたら、かなりの京都通…って、私が言ってはいけません。 家の角などに置かれた、大きい石のことです。 コーナーを曲がるときに、車など角をこすることのないよう、注意喚起のため置かれている、とされています。 でも、車のない時代からあるでしょうから、前にも紹介した、角に集まる災い対する魔除け的意味合いが、もともとはあったような気がします。 「いけず」は「行けず」と、意地悪をする「いけず」と、説は分かれますが、私は断然後者の方がしっくりきます。なんせ、犬におしっこさせないように、鳥居をおくお土地柄ですから。 それと知って注目すると、結構色々あって面白いです。「いけず」にも、個性があるってことですね。 #
by kbkceo
| 2022-02-18 07:51
| 京都に住まう
2022年 01月 25日
前回の1では、自転車での往来が激しすぎる話をしましたが、その時、歩道が狭いことも、ちょい触れました。 歩道が狭いのはそうだとして、さらに悪いのは、その狭い歩道に、いいタイミングで電柱がドーンと刺さっていること。 これではすれ違いもできないので、来る人を待つか、こちらが急ぐか、をしないといけません。 さらにさらに悪いのは、歩道はちゃんとした歩道と言えず、ドブ板歩道が実に多い。 フタしている板を外す際に使う穴が、頻繁に靴の先端に引っかかり、転びそうになるだけでなく、革靴なんかの傷つきやすいこと。 さすがに、行政も全く放置しているわけではなく、たまに歩道の拡張工事を目にします。でも、こんなご時世か、全体的にはあまり捗っていないように見えます。 ホント、ユニバーサルサービスが二の次になっている傾向を感じるんですよね… #
by kbkceo
| 2022-01-25 18:25
| 京都に住まう
2022年 01月 11日
京都らしさ、ってなんでしょう。 清水寺?金閣寺?舞妓さん?抹茶? 確かにかなり京都っぽいのですが、それらは観光都市としての表向きの顔。 京都に住んでいると、京都、京都人ならではのものが至る所にあって、実に興味深い。 それがこのブログのきっかけですけど。 その最たるものが、今回ご紹介したい小さな小さな鳥居。 太秦の裏道を歩いていると、電柱の根元にご覧のような小さい鳥居がありました。 いかにも手作りで、どこかの正式な鳥居ではなさそう。 私は推測します。 この鳥居を設置した人は、この電柱に犬がおしっこをするのを嫌がって、神様にお出ましいただいた… また行くと、駐車場の壁に、似たような小さな鳥居。 私は推測します。 この鳥居を設置した人は、車がバックで入って排気ガスが住宅に向かわないように、頭から入ってほしいと思って、神様にお出ましいただいた… なんでしょう。この神様との距離感。 コンビニエンス感。 いいか悪いかは判断できませんが、少なくとも私には、恐れ多くて、びっくりです。 #
by kbkceo
| 2022-01-11 17:40
| 京都に住まう
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